スタイルジャパンの後加工防炎
弊社では後加工防炎を少ない枚数、一品から受け付けております。
どのようなモノが加工出来て、出来ないのかは下記をご参照ください。
後防炎加工の基礎知識
後防炎加工とは、防炎加工が施されていない生地に防炎機能を施す加工です。
〇 防炎加工できるもの 〇
@ カーテン、のれん、のぼり、タペストリーなど室内に使われる布製品
A 綿などの天然素材かポリエステル素材(20%以下のカーテン及び暗幕)
B ポリエステル100%
(特別な試験をして専用の番号が必要になります。弊社ではこの番号を持っているので対応可能です。)
×防炎加工できないもの ×
@ 生地表面に特殊な加工がしてあるもの
A 屋外で使用するもの
素材がわかればおおよそですが、後加工防炎ができる、できないの判断が行えます。
しかし【出来る】と【出来栄え】は少し異なります。下記ご注意事項を参照ください。
防炎物品への加工後簡易性能検査を実施して合格したものにのみ防炎シールを発行いたします。
簡易性能検査と書いておりますが、実際には厳しい基準(燃焼実験等)を超えなくてはいけません。
弊社としましてもこの検査をすることでより良い性能確認ができ、安心してお使いいただける製品をお届けできます。
防炎シールの発行には一部条件があり、お付けできない場合もあります。
防炎シールが発行できる条件としては、室内仕様のインテリア生地製品になります。
それ以外のものにつきましては防炎機能を付けるだけになります。
※防炎製品と防炎物品の違い・・・防炎製品とは加工した製品を防炎協会で検査し番号の認定を受けたもののことです。弊社の扱う後加工防炎は、防炎製品でなく防炎物品になります。
後防炎加工のご注意事項
後防炎加工は、洗濯や雨などでとれてしまいます。(要再加工)
特殊な薬剤を使用しているため、素材が後加工防炎が可能であり、きちんと防炎性能も付くのですが、
ご依頼品によっては、加工後に多少の硬化が見られる可能性があります。
またご使用薬材の影響で少し白くなるなど多少の変化が起こる可能性もあります。
このような変化についてはその素材が持つ個性のため一概にこうなりますとは言い切れません。
弊社としましては薬剤の影響による素材の変化は不具合の対象にはなりません。
そのため出来ましたら有償にはなりますが、仕上がり検査を事前にすることをお勧め致します。
後防炎加工の依頼方法
お問い合わせより、下記の内容をご記入のうえ、送信してください。
@ 素材 A 大きさ B 数量 C 納期
※お問い合わせ後は、メール、TEL、ZOOM、スカイプなどオンラインでのご相談も可能です。
後防炎加工の確認試験について
お問い合わせの中で、防炎加工の施工確認をしてほしいという要望が多いです。
弊社では、有償ではございますが確認試験も行っております。
ご気軽にご相談ください。
番外編:ちょっと変わった防炎加工
生地の後加工防炎以外にも、変わったご依頼がありました。
最近ですと【造花】です。
造花は基本的に防火法の義務がないのですが建築サイドもしくは施主サイドで気にされる方がいらっしゃるそうで弊社にご相談がありました。
試しに葉っぱを一枚後防炎加工をかけてみたのですが、結果は下記のようになりました。
@何もしていないポリエステル製の造花は一回の着火で燃えつきました。
A後防炎加工後の造花は三回の着火でも火が消えて葉っぱが残りました。
防炎加工の性能の違いがはっきりと結果になり、驚きました。
一応大きなものでなければ上記程度の防炎は出来ます。未然に防ぐ手段がここにも一つあるということを少しでも知っていただければ幸いです。
ただし簡単な検査は出来ますが、防炎シールの規定がないため発行は出来ないです。